一桥教员の本
藩地域の構造と変容 : 信濃国松代藩地域の研究
藩地域の構造と変容 : 信濃国松代藩地域の研究 |
渡辺尚志编 岩田书院,&苍产蝉辫;2005年7月刊行 ISBN:4872943899 本体8,400円+税 |
着者コメント
本書は、近世(江戸時代)の信濃国松代藩真田家領(現在の長野県長野市域周辺)をフィールドにした共同研究の成果です。「藩地域」をキーワードにして、藩領域の内外に広がる地域社会の特質を、藩政の動向との関連のもとに解明しようとしたものです。第一编「訴訟にみる藩地域の特質」では、藩領に住む民衆が起こしたさまざまな訴訟事件の分析を通じて、藩地域の特質を掘り下げています。第二编「藩地域の多彩な展開」では、藩士や儒学者の多彩な営みから、武士社会のあり方を検討しています。本書には一桥大学の大学院生や大学院修了者6名が執筆しており、ゼミの活動報告という性格ももっています。これからも、継続して成果を刊行していく予定です。