一桥教员の本
百姓たちの江戸时代
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百姓たちの江戸时代 |
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渡辺尚志着 筑摩書房 2009年6月刊行 ISBN: 9784480688101 本体760円+税 | ||
刊行時着者所属 : 渡辺尚志(一桥大学大学院社会学研究科) |
着者コメント
本書は、江戸時代に生きた普通の人々、すなわち百姓の暮らしについて具体的に述べたものです。江戸時代の人口の八割は百姓身分の人々でした。したがって、現代人の大半は、その先祖をたどれば江戸時代の百姓に行き着きます。ですから、江戸時代の百姓について知ることは、私たちのルーツを確認することになるのです。今日、江戸時代といえば、着名な武士や華やかな江戸町人の暮らしがクローズアップされることが多くなっています。しかし、実は、江戸時代の社会の圧倒的多数者たる百姓の行動様式?思考パターンこそが、当時においては社会の常識?趨勢を形づくっていたのです。ここに、江戸時代の百姓と村を知ることの特別な重要性があるといえます。本書では、「江戸時代の家と村」「百姓たちの暮らし」「働く百姓たち」「百姓の育ち?学び?遊び」「たたかう百姓たち」の5章構成で、百姓たちの生活について述べています。