一桥教员の本
法学叢書 EU法
![]() |
法学叢書 EU法中西优美子着 |
着者コメント
大学(現大阪大学)の国際法の講義の中で超国家組織(EC)のことを知り、もっと勉強したくなり、一桥大学大学院に進学し、大谷良雄先生の元でEU法の研究を始めました。EU法は、日本法ではないので、外国語(英語、ドイツ語、フランス語など)で文献を読まなければならないこともあり、民法や憲法の教科書は数多くでていますが、EU法の日本語で書かれた教科書は限られています。そこで、これまでEU法を講義するときに用いていたレジュメを基礎にして、できるだけ分かりやすく、また、読者が自分でEU条約やEU立法を調べ、学んでいけるようにという観点から、教科書を執筆しました。
一桥大学は、EU研究の拠点となっています。本大学の図書館はEU資料寄託図書館となり、EUSI(EU Studies Institute in Tokyo)の事務局がおかれ、また、EU研究共同大学院設置が目指されています。法学部の学生のみならず、EUに興味をもつ、他学部の学生にもぜひ読んでほしいと思っています。