一桥教员の本
手形?小切手法. 第4版(新法学ライブラリ 15)
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川村正幸着 |
着者コメント
本書は,着者が一桥大学で担当した手形法?小切手法の講義をベースに、1996年に初版を刊行した書である。きわめて高度かつ複雑に理論化され、明治期以来の膨大な判例の集積がある手形法の世界を、実務面にも目を向けつつ、精緻に分析?検討する書として評価を得てきたものである。近時、手形?小切手の利用は大幅に減少したが、依然中小企業を中心に相当量の利用があり、2020年4月1日から施行される民法(債権関係)の改正、およびそれに伴う手形法?小切手法等の改正に対応するため改訂を行った。現行の手形法?小切手法は国際統一法条約に基づいて1934年に施行されたのち、ほとんど改正されずにきたが、数条の規定が改正され、法の解釈にも影響を及ぼしている。