一桥教员の本
法哲学者H.L.A. ハートの生涯 : 悪夢、そして高貴な夢
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ニコラ?レイシー [著] ; 中山竜一, 森村进, 森村たまき訳 ; 上, 下 |
訳者コメント
本书は20世纪最大の法哲学者と言われるハーバート?ハートの一生を、それまで知られていなかった日记や手纸や多くの家族?知人とのインタビューを利用して物语る、イギリスらしい本格的な伝记の杰作です。
ハートの生涯は外面的には波乱万丈のものではありませんでしたが、それにもかかわらず、本书は推荐文で宪法学者の长谷部恭男氏が言っているように「これが学者の伝记かと思うほど面白い!」
それは哲学的にも、法学的にも、心理学的にも、教育史的にも、社会史的にも、军事史的にも、また単纯に学者世界のゴシップとしても、兴味深く読める记述とエピソートに満ちているからです。
着者のレイシー自身がハート夫妻と亲交があり、また哲学の素养を持つ一流の法学者であるために、ハートの人间性についても学问的な业绩についても信頼のおける书物になっています。
私を含む二人の法哲学者と一人の文芸翻訳家が訳者チームとして力を合わせ、読みやすく正确な訳文を生み出したつもりです。
どうか法学や哲学の専門家はもとよりのこと、それ以外の一般読者もご一読ください。(森村进)