一桥教员の本
「法学部」が面白いほどよくわかる : 高校生が進路を考え始めたら (法学教室 ; 4月号増刊)
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法学部で学ぼうプロジェクト編 (江藤祥平 [ほか] 執筆) |
着者コメント
本书は、タイトルの通り、法学部の案内书である。そのねらいは、进路を考えている高校生に法学部の魅力を知ってもらうことにある。従来、法学部といえば坚物の集まりであり、就职先も公务员や法曹が主なものという印象が强い。しかし、本书は、社会のさまざまなフィールドで活跃する法学部翱叠の声を取り上げて、従来のイメージを刷新しようとしている。今年法学部に入学した1年生にもぜひ本书を手に取って、法学を学ぶことで広がる世界の豊穣さの一端を味わってもらいたい。
本书とは直接の関係はないが、现在、綾瀬はるかと大泉洋主演の月9ドラマ(フジテレビ)の原作者も法学部(そして法科大学院)出身である。ご本人は弁护士経験もあるとあって、小説中の主人公の弁护士の描き方はリアリティに富む。法律学と小説家というと随分と距离があるように思うが、あの宫部みゆきもの执笔に际して法律事务所に勤めていたという経験が活きたとどこかで语っていたから、案外縁があるのかもしれない。
本书は、模拟授业の様子を驰辞耻迟耻产别で配信している点でも特徴的である(蚕搁コードがあるのでそれをスキャンすれば観られる)。ひと昔前であれば法学部の教员が驰辞耻迟耻产别谤になるとは想像もしなかったが、若い世代の情报源が厂狈厂に移行した现在、これからは法学部の教员も前に出て法学の魅力をアピールしていく时代になったということであろう。実は、その驰辞耻迟耻产别谤の役割を仰せつかったのが私だったのだが、普段の授业とはまた违う紧张感があった。本书を手に取って、その様子を観てもらえるならこの上なく有难い。(江藤祥平)