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一桥教员の本

日本経済论

日本経済论

伊藤隆敏, 星岳雄著; 祝迫得夫, 原田喜美枝訳
东洋経済新报社 2023年3月刊行
ISBN : 9784492396742

刊行时着者所属:
祝迫得夫(経済研究所)

訳者コメント

 伊藤隆敏と星岳雄による本書の原著(The Japanese Economy, 2nd edition, MIT Press)は、海外の学部生向けの教科書ではあるが、同時に日本経済论、特に日本のマクロ経済学?金融論を長きに渡って牽引してきた二人の書かれた研究書としての性格を併せ持っている。中国では、我が国のバブル経済崩壊後の政策対応に対する関心が高く、さらに日本から四半世紀遅れて今まさに少子高齢化社会に突入しつつある。そのような日本経済の過去の経験への関心の高さを反映して、本書は日本語訳より早く中国語訳が出版されている。

 日本経済という复雑で変化を続けている対象を扱っている以上、现在进行形の政策的な议论においては、原着者二人や訳者の间でも微妙なスタンスの违いはある。だが、そのような研究者间の意见の违いは、世间一般での経済政策论议における、度を越した极论と比较すれば、かなり小さなものである。过去数年に渡る円安の进行を、全て日银の缓和的な金融政策「だけ」のせいにしてみたり、防卫费増强の议论に関连して国债増発は将来世代の负担増や财政危机には繋がらないという主张がまたもや繰り返されたりと、様々な非生产的な主张を振りかざす人々や、それを话题作りのために节操なく取り上げるマスコミの姿が目立った。

 これに対し、本书の内容は国内外の研究者による日本経済に関する多くの学术研究の成果に基づいた、高いレベルの集合知の结晶である。読者が本书の记述を全て正しいものとして鵜呑みにする必要はない。しかし、真挚で生产的な日本経済に関する议论?検讨を行おうとするならば、本书は外すことのできないベンチマークの役割を果たし、今后长きに渡って広范な政策论议の出発点であり続けると思う。(祝迫得夫)

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