蓼沼宏一学長がAlliance of Like-Minded Universitiesの全体会議に出席しました
2016年12月20日
2016年12月11日から12日にかけて、蓼沼宏一学長および中野聡副学長(国際交流等担当)がシンガポール経営大学を訪問し、同大学で開催されたAlliance of Like-Minded Universities(以下、アライアンス)会議にオブザーバーとして参加しました。
上記のアライアンスは、強力な経営系学部?MBAコースをコアに持つと同時に、社会科学系大学として幅広く高い研究?教育力を持つことで高い評価を受けてきた「よく似た同士」の世界各地の大学が、研究?教育面での交流と連携を一層強化して、このような大学群の世界における存在感を高めていくことを目指す試みです。既に一桥大学とも学術?学生交流協定を結んでいるシンガポール経営大学(SMU)、コペンハーゲン経済大学(CBS)、ザンクトガレン大学などが参加しており、今回新たに一桥大学が中国人民大学とともにオブザーバーとして出席し、交流と連携を一層強化する方向性について様々な角度から検討を行いました。会議の冒頭、新たな参加者として蓼沼学長が一桥大学の大学紹介を行いました。
その結果、アライアンス会議は、一桥大学と中国人民大学を正式なメンバーシップに加えたうえで、新たにSIGMA(Societal Impact and Global Management Alliance)の名称のもとに国際的な大学連携を一層強化することで合意しました。SIGMAの名称は、社会的なインパクトを重視するとともに、経営管理を核としつつ社会経済を含めた広義のManagementを重視するというスピリットを表現したものです。
今後の研究?教育面での連携強化についても、様々なアイデアが交換されました。とりわけ各大学に共通する先端研究的な関心領域として注目されたのが、高齢化社会をふまえた医療経済?経営(Health Economics/Management)をめぐる諸問題でした。会議ではこのほかにも教育方法?教育資源の共有?交流や合同講義の可能性、卒業生の交流の強化などが幅広く検討され、多角的?国際的大学間交流を本格的に強化していく方向性を確認しました。
Alliance of Like-Minded Universities会議(12月11~12日)参加大学(*は一桥大学と学生交流協定締結校)
シンガポール経営大学*、ザンクトガレン大学(スイス)*、コペンハーゲン経済大学(デンマーク)*、ウィーン経済大学(オーストリア)*、パリ第9ドフィーヌ大学(フランス)、ESADEビジネス?スクール(スペイン)*、ジェトゥリオ?ヴァルガス大学(ブラジル)。オブザーバー:中国人民大学*、一桥大学

厂惭鲍 メイヤー学长

会议の様子

记念集合写真