一桥教员の本
人権法の現代的課題 : ヨーロッパとアジア
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中西优美子编(中西优美子, 只野雅人, 竹村仁美摆ほか闭执笔) |
着者コメント
本書は、原書Yumiko Nakanishi (ed.), Contemporary Issues in Human Rights Law: Europe and Asia, Springer, 2018を基礎にしている。もっとも、単に日本語に翻訳するのではなく、『人権法の現代的課題』というタイトルで、日本語で出版する意味を考え、そのままの翻訳書ではなく、あらためて書かれた論文も含まれている。
本书は、3部构成になっている。「第1部 ヨーロッパにおける人権」、「第2部 アジアにおける人権」、第3部「ヨーロッパとアジアにおける个别の人権问题」。『人権法の现代的课题』というタイトルが示すように、多くの章が新闻やテレビ等で问题となっている现代の人権にかかわる事项を扱っている。もっとも、教科书では取り扱わない専门性をもつ论稿も含まれていることから、どの章も読者の利便性を考虑して、要约を章の最初につけた。
「第1章 EUの対外関係において人権を保護するメカニズム」及び「第3章 EUにおける共通庇護制度の発展」を執筆し、「第2章 EUにおける基本権レジームーその範囲をさぐる」(フェルデイナンド?ヴォッレンシュレーガー)及び「第4章 欧州人権条約及びEU基本権法における非差別の原則」(ニール?ペーターソン)を翻訳した。本学で憲法を担当されている只野雅人先生は、「第5章 日本における基本権の保護と司法部門の役割」、国際法を担当されている竹村仁美先生は「第7章 アジア地域と国際刑事裁判所」を執筆された。(中西优美子)