一桥教员の本
中国近代思想的『连锁』 : 以章太炎为中心 (章学研究论丛)
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(日)坂元弘子著 ; 郭驰洋译 |
着者コメント
基本的には『连锁する中国近代の“知”』(研文出版、2009年)の大部分を中国语訳したものながら、中国语圏の読者のために多少の改订をおこない、新しい成果を注记で补っている。「学问のある革命家」(鲁迅)で知られる章炳麟(章太炎)(西顺蔵〔もと本学教授〕?近藤邦康编訳『章炳麟集』岩波文库がある)における仏教思想を重视し、その観点から、先行する谭嗣同(『仁学』西?坂元訳、岩波文库)そして章炳麟の影响下で思想形成した熊十力、梁漱溟、芸术家の李叔同(弘一法师)をとりあげ、清末から中华民国にかけての思想家において中国近代の「知」が中国のさまざまな思想の系谱をひき、近代西欧思想と出会いながらどのように连锁的に形成されたかをみる。あまり注目されていない中国近代の思想の深みに触れ、日本の近代を考えるうえでも重要な意味をもつことを理解していただきたい。